ペルソナを"作る"ときのヒント
- 渡邊 陽介さん(LINEヤフー株式会社)
活用できるペルソナ
何を設定すればいいか
- 1枚のシートで共有するので何でも設定すればいいわけではない
- 設定する項目
- ユーザゴール/名前/価値観/シナリオ
- それ以外は目的を達成するために必要な情報であればなんでも
- (ペルソナをなんのために作るかを整理できた上でその目的を達成できるなら)何でもいい
- チェック項目
- 価値観状況理解を補足する情報か
- 意思決定に影響する情報か
- その情報で調査目的を達成できるか
- 調査設計
- 何を明らかにしてどう活用するのか(調査目的)
実在しないペルソナになってしまう
- 都合に合わせて伸縮自在な
ゴムのユーザー
ができてしまう- 万人に受けるサービスは誰にも受けない
- 1人に刺さらないサービスが100人に刺さるはずない
- 百徳ナイフ
- 慎重に被験者を分類する
大量に出てきてしまう
- 性別年齢などのデモグラ情報で分けてしまう
- 価値観は似てても別になってしまう
- ターゲットに価値観を後付してる感じになってしまう
- ターゲット:顧客層、ペルソナ:顧客像
- 十人十色?いいえ十人三四色
- 10人のユーザに話を聞くとだいたい3、4パターンになる
- 必ず優先順位をつける
ペルソナを"共有・理解する"時のヒント
- 河井 恵理さん(株式会社mediba)
ペルソナのメリット
- 同じ認識を持って方向性を決めていける
- 同じ認識が難しい
- 思考の癖がある
- xxがいいと言ってる裏にはそれぞれのバックグラウンドがある
- 共感できた状態
- 主語がペルソナになっている
- シートにないこともこうしそうと想像できる
- 自分や周囲の発言に「わかる」と思える
理解されにくい理由
信憑性が低い(と思われる)
- 裏にあるデータを示す
- ステップごとに結果を共有
- 質問が出たらすぐにデータを出して説明できるように
- 元になった生のユーザを見せる
粒度が粗い/多すぎ
- 図示する
- 時系列で書くとか
- チャートで示すとか
- ツールを使い分ける
- 無理にペルソナシートだけでまとめない
- 名前を付けて印象を確立する
- 特徴を表す名前にして覚えてもらう
事業イメージとつながらない
- キーポイントの見定めと強弱をつけた共有
- 次に繋げる具体的な提言まで
ペルソナを活用したプロセス3選と好事例
- 秋野 比彩美さん(Goodpatch Inc.)
後続リサーチのリクルート条件にする
- https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2401/17/news037_3.html
- https://goodpatch.com/blog/2023-07-userresearch
構造化シナリオの主人公にする
- 構造化シナリオ
- 主人公のシナリオとの関わり
- バリューシナリオ
- アクティビティシナリオ
- インタラクションシナリオ
- オブジェクトの抽出
- 要素と要素のつながり
機能の優先度をペルソナを軸に判断する
- 機能の優先度をどんな軸で判断してるか
- ペルソナを軸に判断できる