- JSUG勉強会 2019その3 LINEにおけるSpringの活用に参加してきました。
- LINEにおけるSpringの活用事例とSpringBootAdminを導入してみた知見についてお話を聞くことができました。
- 前者について、高パフォーマンスが要求されるシステムにおいてRedisやKafkaを存分に活用して高速化を実現しているとのことでした。
- 後者について、デモやライブコーディングを通じてSpringBootAdminの機能を紹介してもらいました。Actuatorで取得できる情報が可視化され便利そうだということを知ることができました。また、GUI上から設定変更ができてしまう等セキュリティ的な面で気を使うポイントがあるという知見も得られました。
タイトル | 発表者 |
---|---|
Personalized content recommender system on Spring | 渡邉直樹 (LINE Corp.) |
Spring Boot Admin ことはじめ | 大沢和宏 (LINE Corp.) |
Personalized content recommender system on Spring
-渡邉直樹さん (LINE Corp.)
SmartChannel
- LINEで一覧の一番上に出てくる広告
- 新着スタンプとか天気とか占いとか
- パーソナライズされたものが出る
- Contents
- レコメンドを各サービスからかき集めて一時的に保存
- ランキングして1件選んで配信
Architecture
- FW/ライブラリ
- ContentsはRedisに突っ込んでおいてその中から機械学習で表示するものを選定
- ユーザのクリック等のイベントを受け取ったらとりあえずKafkaにproduceしてる
- Kafkaによって速度/耐障害性が上がる
- MLはPythonで
- Javaとの連携部分はprotocolbufferで
Spring Boot Admin ことはじめ
- 大沢和宏 (LINE Corp.)
SpringBootAdmin導入のきかっけ
- 開発人数増えてくると一つのリポジトリで管理するのはつらくなってくる
- 2,3人で開発できる粒度に切り分けた
- コンポーネントごとに技術スタックが違っていた
- SpringBootのバージョン違ったりBootじゃなかったりSpringですらなかったり
- サーバ台数が多すぎてアラートが飛んだときのプロファイルングが大変
欲しかったもの
- 適切なバージョンがデプロイされてるかチェックしたい
- JVMが適切に可動しているかリアルタイムに見たい
- 適切な設定で稼働しているかあみたい
- 設定が少ないほうがいい
- 一元管理できるダッシュボード的なのほしい
- => SpringBootAdmingが良さそうなので導入
SpringBootAdmin導入してみた
- 設定が楽
- Actuatorで取得できる情報を可視化できる
- slack通知も簡単(自前で実装する)
- 認証はないがSpringScurityを使えば導入可
- サンプルが豊富
SpringBootAdminの使い方
- サーバ
- 依存関係追加して
Application.java
にアノテーション追加するだけ - あと
application.properties
もちょっと追加する
- 依存関係追加して
- クライアント
- 依存関係追加して
application.properties
に設定書くだけ - actuatorの設定いれればメトリクスたくさんとれる
- レスポンスの中身とかも見える
- 依存関係追加して
- https://codecentric.github.io/spring-boot-admin/current/
SpringBootAdminを使ってみて
git properties
を使うとコミット情報とかも見えるようになる- managementの設定に気を使ったほうが良さそう
- 不要なActuatorのエンドポイントは閉じる
- http traceやsessionは流さないほうが安全
- Securityの設定も適切に
- UI上から設定変えられたりできちゃうのでそれを塞いでもいいかも
- SpringSecurityのBasic認証はパスワードの暗号化頑張りすぎてて重くなる