- 2024/2/27
- https://a11ytyo.connpass.com/event/308749/
- 普段webだけやってる立場からすると全然違う分野の話でしたが、デザインのプロセスはwebに近いところもあり面白かったです
現在のインハウスデザイナーの視点、役割、デザインプロセス
- 平田 智久さん
- 花王株式会社
- 商品デザイン作成部
商品デザイン作成部
- 商品のデザインをしている
- 元をたどるときざみのシャンプーを作ったところ
- https://www.kao.com/jp/sustainability/me/universal-design/shampoo-notches/
花王のユニバーサルデザイン
- 2011年に指針として発表
- 見やすい、わかりやすい、使いやすい
- 1995年からやってる
デザインの考え方
- 安全/アクセシビリティ/使いやすさ/環境に優しい/こころ豊か
- カラーユニバーサルデザイン
- 色弱者への配慮
- 文字文章表現
- 大きさ
- フォント
- ユーザビリティ/アクセシビリティ
デザイン手法
ブランド価値
- 購入前〜購入〜廃棄のライフサイクルがある
- 後ろに行くほど満足度が高いものがいい
ワークショップ
- 要介護の人の感覚を体感するワークショップを多くの社員が体験
シャンプーきざみ開発〜現在
- シャンプーとリンスが紛らわしいという消費者からの声
- 調査すると間違える人は多かった
- 色や大きさなどメーカーによって様々なので判別がつかない
- 目が不自由な人に聞くと触覚にたよった識別をしてると分かった
- 形を変えたりいろいろ試した
- ぎざぎざが評価がよかった
- 一般の人に受け入れてもらえるか
- アンケートとったら受け入れてもらえそうだった
- ぎざぎざの形などもパターンを試して1991年10月に第一号発売
- 業界で統一した方が消費者の利益が大きい
- 各社数年で導入が進んだ
- その後日本や国際的な規格になった
インハウスデザイン事例
アタックZEROの容器
- キャップ計量にさまざまなストレスがあった
- メモリが見にくい
- 開け締めを両手でやらないといけない
- 液漏れして汚れる
- →正確な計量を片手で使えるようにしたい
- ワンハンドボトル
- 親指方とか洗濯バサミ方とか
- 家庭訪問のべ2756人でどこに置いてるかやどう使ってるかを調査
クイックルワイパーミニ
- 介護用品の掃除道具として開発
- 壁や廊下を掃除する商品がなかった
- トイレ周りの掃除
- 3Dプリンタでプロトタイプ作ったりして検証
- ワイパータイプが床の掃除がしやすいくてよかった
- 膝を曲げなくていい
- 顔をトイレに近づけなくていい
- ユニバーサルデザインが商品価値を上げている例